ここは日本一のガジュマルがある国頭小学校です。
このガジュマルは明治31年【1898】に国頭小学校の第一回卒業生が植えたガジュマルが大木となって現存しています。
この木は横に大きく成長していくので、高さが約7mに対して、枝張りが約22m、そして幹回り約6mとなっています。日本一の大きさにもなったことから、新日本銘木百選にも選ばれています。
このガジュマルは自身の枝を自分で支えるのが困難になってきているので、所々、鉄柱で支えられています。
また、ここは小学校なので、島の小学生達とふれあうことができるかもしれません。島の小学生は、知らない人でも元気に挨拶してくれるので、とてもすがすがしいものです。
ガジュマルの木は南西諸島などの南の島に多く、亜熱帯から熱帯の地域に自生するクワ科の植物で、いちじくの仲間です。
ガジュマルの特徴的なところは「気根」という根を幹や枝から垂らし、それが地面について成長すると元の幹と区別がつかなくなり、遂には古い幹は枯れ、新しい気根が新しい幹となります。
枝などに巻きついている細いものが「気根」であり、左の写真では、その垂れたものが布で包まれています。